首里城復興

首里城復興
首里城復興

琉球の歴史と文化が育んだ稀代の古城施設

琉球の歴史と文化が育んだ稀代の古城施設

琉球王国は、1429年から1879年までの450年間にわたり存在した王制の国です。中国や日本、東南アジアとの盛んな交易により、琉球独自の文化が生まれました。その王国の政治・外交・文化の中心として栄華を誇ったのが、首里城です。

琉球の歴史と文化が育んだ稀代の古城施設

首里城とは

首里城とは

首里城は沖縄の歴史・文化を象徴する城であり、首里城の歴史は琉球王国の歴史そのものです。
首里城は小高い丘の上に立地し、曲線を描く城壁で取り囲まれ、その中に多くの施設が建てられています。いくつもの広場を持ち、また信仰上の聖地も存在しています。これらの特徴は、首里城に限られたものではなく、グスクと呼ばれる沖縄の城に共通する特徴です。他のグスクは首里城との競争に敗れ滅んでしまったが、首里城はグスクの特徴を保持しながら新たな発展を遂げました。

首里城とは

首里城正殿における火災について

首里城正殿における火災について

令和元年10月31日未明に、正殿内部から発生した火災により、正殿をはじめする9施設が焼失しました。
火災は約11時間にわたり燃え続けた後に、鎮火されました。火災後には、警察及び消防による調査が行われましたが、火災原因の特定には至りませんでした。

首里城正殿における火災について

2022年の着工、2026年の完成を目指す正殿の復元や、その後の北殿・南殿等の復元へと進んでいきます。

首里城の「見せる復興」

首里城の「見せる復興」

首里城復元に向けて進む破損瓦等の撤去や躯体の解体、復元工事の過程を、安全性を確保しながら現地で一般公開するとともに、様々な情報発信を通して、復元の様子が公開されています。

首里城の「見せる復興」

目指すところは沖縄県民、県外、そして海外の方達に首里城が蘇るプロセスを見て頂き改めて琉球の歴史や文化を再確認するきっかけになることでしょう。

首里城の「見せる復興」

今しか見ることのできない首里城の復興へ向かう姿があります。

また、首里城では地域復興・観光復興の貢献として「首里城赤瓦漆喰はがしボランティア」や「首里城破損瓦等利活用アイデア募集」、その他復興関連イベントを開催し、地域振興・観光振興につながる取組みを展開されています。

悲しみを二度と繰り返さない

悲しみを二度と繰り返さない

復元に関わる多くの人たちの願いがそこにあります。多くの人たちの思いを集結しながら、この復元プロジェクトは始動しています。正殿復元は2026年完成を目指しています。

首里城の全景/火災直後(2019年11月1日)

首里城公園
写真提供:沖縄美ら島財団